令和最初の元年総会は2019年6月8日に「ラヴィール岡山」にて開催しました。
当会では、マニュフェスト選挙を提唱し、国民のための政治を提言しておられる、早稲田大学名誉教授の北川正恭氏を講師としてお迎えし、「大隈重信に学ぶ『令和の時代的使命』」と題して、90分間の力強く、中身の濃いお話をして頂きました。
しかも、この講演において北川氏はパワーポイントも原稿も用いられませんでした!
それらが無くとも、知見に富む内容と氏の熱量によって、我々に大きな学びを与えてくださいました。
特に印象に残ったのは、「明治以降の日本近代史を俯瞰しながら、人口減少・少子高齢社会を迎えた今日、抜本的な発想の転換が必須である」との言葉でした。
講演中に何度も口にされた
「バックキャスティング(未来のあるべき目標を設定して、現在すべきことを為す)」
という言葉には、目が覚める思いでした。
そんな白熱した講演の最後に、会員に向けて、「ファジアーノ岡山の北川真也社長をよろしく」とメッセージを添えられました。
実は、真也氏は、正恭氏のご子息であります。真也氏もこの日会場にて、我々と席を並べて聴講していたのです。
この時には、政治の革新性を追求する鬼気迫る表情から、一人の父親の穏やかな表情に戻られておりました。大変微笑ましい光景でした。
例会・総会の講演会ではいつも素晴らしい講演者に恵まれ、日常では得られない知識、情報、そして熱量に触れられることができます。
講演頂いた北川氏、ならびにご参加いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
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